ストレッチは諸刃の剣??


千歳船橋・経堂の膝腰専門院、信栄堂整骨院の島田です。

 

昨日いらしたK様からこんな質問いただきましたのでシェアしたいと思います。

「そろそろストレッチとか体を動かしたいんですが、ストレッチを教えてもらえますか?」

というものでした。

 

結果的には、K様には「ストレッチはしないでください。」とお応えしたのですが、今日はなぜそのような応えになったのかのお話です。

 

ストレッチというとこんなのや

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こんなのを想像しますよね?

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これって何をしているかというと「筋肉を伸ばしている」んです。

ポイントはこの筋肉をターゲットにしているというところです。

 

ここで少しだけ専門的なお話。

①骨と骨が合わさるところを関節といいます。

②関節は噛み合っている状態が正しく(生理状態)、噛み合った状態で荷重がかかると潤滑液が出てスムーズに動きます。

③筋肉はこの関節をまたぐ形で骨に付着しています。

この3つは万人に当てはまります。

なので、生理状態では痛みや違和感もなく、動きも非常にしやすくスムーズです。

この生理状態が崩れると痛みや違和感、動きづらさにつながっていきます。

 

ということで、ストレッチをするうえでこの生理状態を崩してはならないというのをルールにして考えてみましょう♪

ルールなので、破ってはいけません(*^_^*)

 

では、ストレッチをしてみようと思いますが、筋肉は関節をまたいでいるので、筋肉を伸ばすには関節をひぱってみると筋肉は伸ばされますね。

ストレッチ1?

あっ、でもこれはルール違反になるからダメですね(・_・;)関節が離れていってしまいます。

 

では、今度は関節を可動域を超える手前ぐらいまでいっぱいに動かして筋肉を伸ばしてしてみましょう。

よくあるタイプのストレッチですね。

2ストレッチ

あっ、これもルール違反になるからダメですね(・_・;)これも関節が離れていってしまいます。

 

ストレッチはほとんどこの形なのでできなくなってしまいますね・・・

 

でも、筋肉はほどよく伸ばすとやはり動きやすくなるのでなんとかやりたいですよね?

 

ではどうやって??

理論からお話すると、関節が離れないように力を加えつつ筋肉を伸ばすという方法を使います。

 

ふくらはぎを伸ばす場合を例にしてみます。

こんな感じです。

悪い例

下肢ストレッチ

 

良い例

下肢ストレッチ2

両方ともふくらはぎの筋肉は伸びるのですがふたつは大きく違います

悪い例のやり方だと関節が離れていってしまうので、やり続けると足首や膝、股関節を悪くしてしまう恐れがあります。

良い例のやり方は関節が離れないように上下からしっかり力が加わった状態にあり、なおかつふくらはぎの筋肉も伸ばされています。

 

これを頭にいれてストレッチをすれば、関節を壊すことなく、ストレッチの効果も得ることができます。

 

ちなみにK様にこの説明をしたら、「これを考えながらストレッチをやるのは難かしい!」というお言葉と、K様のがストレッチをやりたかった理由は、「体がなまってしまいそうだから」とのことでしたので、今回は「ストレットはやめて、歩行を一生懸命やりましょう!」ということになりました。

スポーツでパフォーマンスをあげたい!とかもっと他の理由があればストレッチをしてもいいと思います。

目的次第かな・・・というところなので、ストレッチをしたほうがいい場面に出くわしたら、ちょっと思い出してみてくださいね(^^)/

 

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