やっぱり歩かないとダメですか?


千歳船橋・経堂の膝腰専門院、信栄堂整骨院の島田です。

 

突然ですが、皆さん歩いていますか?

 

信栄堂は整骨院と名がついていますが、急性のけがの治療よりも、もっともっと長い期間患い、膝痛や腰痛をどうしたらよいのかわからない、どこへ行って良いのかわからない、その場かぎりの対処療法ではなく、根本から改善させたいという方を多く診ています。

 

そこでよくお話するのが、歩行

痛みの原因をたどっていくと骨盤に行きつくことがほとんどなのですが、この骨盤を整える最短ルートかつ、他の運動とは比にならないくらい効果が高いのが歩行なので、必ずお話します。

 

信栄堂では、骨盤を整えるためのウォーキングレッスンも行っています。

 

現代を生き抜く私たちは、歩くことがとても減っているとよく言われていますね。

戦前の日本人で一日3万歩、戦後で2万歩、今は5000歩なんて言われますが、私が過去に関わった患者さんで一日に100歩なんて方もいました。

 

でも、100歩??まさかぁ!

と思われると思いますが、意外と多いのではないかと思っています。

車や自転車での通勤をされている方なんて多いのではないでしょうか。

 

現代人は歩こうと思わないとなかなか歩けません。

 

ヒトの体も二足歩行用にデザインされてますから、本来座りっぱなし、立ちっぱなし、寝たきりには適さないわけです。

適さないことをしていると体には不具合が生じてきます。歩くことで本来の骨格を保てていると言っていいと思います。歩かなくなるので骨格が乱れ始めてくるわけです。

 

と、お話しても、「本当にそうなの?!」となかなか理解できずにいる患者さんもいます。

おそらく、現代の私たちの生活を基準に考えられているからだと思います。

 

ヒトがヒトになった頃を想像していただければわかりやすいのかもしれません。

大昔のヒトは生きていくために歩いていました。歩かなければ食べ物にありつけなかったからです。歩くことは“生きている”ことそのものだったわけです。

進化の過程でより遠くまで効率的に歩ける体を獲得していったんですね。その頃のヒトと今のヒトでは骨格的に差はほとんどありません。

 

なので、二足歩行用にデザインされ、たくさん歩けるようにと設計された体にとっては座りっぱなし、立ちっぱなし、寝たきりには適さないわけです。

 

適さないことをするのであちこち悪くなるんですね。

 

 

 

当院に初めていらっしゃる方で日ごろからよく歩いている方はほとんどいらっしゃいません。

歩いている方はまず医療機関にかからないのでお目にかかることがないからでしょうね。

 

80歳を超えても元気な方は、本当によく歩いています。

毎日食事をし、お風呂に入り、寝るというのと同じように歩行をしています

 

私たちは患者に本当によく「歩いてくださいね」とお願いします。

なかには「歩くこと自体がストレスです。」とか「そんな時間とれません。」とか「面倒くさいな~。」なんて声も聞かれますが、歩行をしているかしていないかの差は今ではなく後々出てきます。そして、誰のためでもなく自身の健康のためです。

 

先日、ドキュメント番組にグレート義太夫さんが出演されていました。重度の糖尿病に侵され、人工透析をされているとのことでしたが、その番組の中で彼が「なんであの時医者の言うことを聞いてなかったのかな・・・って思いますよ。」と後悔交じりに語っていたことがとても印象的でした。

 

本当、後悔先に立たずですよね。

私たちが初診でいらした患者さんに、今の症状を作り上げたのは過去の生活習慣ですよとお話することがよくあります。

当院に関わられたのも何か縁なので、ここは一念発起して、未来の自身の健康のために【歩行】始めてみてくださいね(*^_^*)