千歳船橋・経堂の膝腰専門院、信栄堂整骨院の島田です。
前回は膝に水が溜まる原因は、年齢や体重などではなく、「関節がズレているから」というお話でした。
今日は、では「なぜズレてしまうと水が溜まるのか?」について書いていきたいと思います。
正常な関節は非常に滑らかな作りをしています。例えて言うなら、スケートリンクに濡れた氷を滑らせるくらい滑らかだと言われています。
しかし、何らかの原因によって膝の関節が正常な位置からズレてしまうと、滑らかに動かなくなってしまいます。これも例えて言うなら、雨戸がレールからはずれて動いているようなものです。
そんな状態で動いていると、そこには摩擦熱が生じるようになります。
想像できるでしょうか?
雨戸がレールからはずれていたら思うように動かせず、戸とレールが不必要に当たり摩擦を起こしますよね?
それと似たようなことが関節内でも起こっていると考えてください。
生じた摩擦熱は関節部に溜まりうつ熱状態になります。その熱をさまそうと、またはそれ以上関節部の温度が上がらないようにと、体は一生懸命膝に水を集めます。
いわゆる体の防御反応というやつですね。体も意外と必死です。これが、あの腫れている膝の水面下で起きている事実です。
ところで、なぜ体は必死に熱を排除しようとするんでしょうね。
次回は、「なぜ体は必死に熱をさまそうとするのか」についてです。