世田谷区で唯一の膝腰専門院、信栄堂整骨院の島田です。
「健康のために車通勤から自転車通勤に変えました。」
なんだか健康に良いことをしているように聞こえますね。
でも、これが落とし穴なのです。
ある工場でのお話・・・
とても広い工場内をこれまで徒歩で移動していたのを自転車に変えたところ、腰痛を訴える写真が続出したとか。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
コレ、なんだかわかりますか?
写真を間違えたわけではありません^^;
院内にあるスチールラックなのですが、これが腰の構造に似ているのです。
このスチールラックの天板とポールとの間にテーパー構造(先細りしているもの)をしている黒いパーツを挟み込むことによって、
天板に物を載せることでより強固にスチールラックが安定し棚の役割を果たしています。
この時、天板にかかる重さとポールが床から突き上げられる力とが拮抗して安定しています。
どの辺が腰の構造と似ているかというとこのテーパー部分です。
上半身の重さは仙骨という骨にかかりますが、その骨を左右の骨盤(腸骨)が挟み込み、さらに足裏から骨盤にむかって抗力がかかることによってしっかり立つことができます。
ちょっと難しいでしょうか?
腰は二本足で立つことで安定すると覚えてください。
しかし、この構造を自転車のサドルが壊してしまうのです。
壊してしまうということはスチールラックで言うと、ポールから天板をはずすことと同じなので、棚の役割はしなくなりますね。
腰も同様、役割を果たさなくなり不安定になると“痛み”を感じるようになります。
これが、上記の工場の腰痛続出事件につながるわけですね。
自転車は乗らないほうがベターです。
でも、私もそうですが乗らないと生活ができませんよね。
毎朝4歳の娘と1時間かけて歩いて登園なんてしている時間はありません。
自転車でピャーですよ。
でも、どこへ行くにも自転車ではありません。
基本、歩きます。
移動手段がすべて自転車という方は要注意ですよ。
自転車で腰の不安定を作っているのですから、いずれ症状を出すことになります。
信栄堂では自転車は乗ってはダメではないけど、しっかり埋め合わせはしてね。とお伝えしています。
埋め合わせるには【歩くこと】が一番です。
人間が生活が楽になるために考えだしたもので体に良いものなんてありませんから、自転車で健康を作り出すことはできません。
信栄堂では正しい歩行や、歩行時履く靴などの指導も行っていますので、ご興味のある方は当院へお越しくださいね(*^^*)
信栄堂整骨院へのお問い合わせはこちらまで