暑い日の辛い食べ物と冷却との意外な関係


世田谷区で唯一の膝腰専門院、信栄堂整骨院の島田です。

 

患者さんが

「暑いのに辛い食べ物を食べる意味がわからないですよね~。余計暑くなるじゃないですか。」

とおっしゃっていました。

確かにそうなんですけどね。

 

でも、暑い国では実際に食べられていますよね。

諸説あるようですが、一つには暑い国だから食べられているんでしょうね。

 

 

 

 

 

どういうことかというと、人間の体温は常に36~7℃に保たれています。

これはリモコンで温度を設定し、室温が自動調節されている部屋と同じで、皮膚や脳が感知した体温情報と設定された体温を比較して体温を上げたり下げたりしています。

 

 

夏の暑い時期は体温が高くならないように脳からどんどん熱を体の外に捨てなさい(室温を下げる)。と脳から指令がくるので、皮膚にある毛細血管の流れをよくして、そこから多くの熱が体の外に出る(排熱)ようにしています。

流れをよくするだけでは排熱が追いつかないときは汗をかく(発汗)という方法を使って体温を下げていきます。

この汗が蒸発するときに気化熱によって体の中の熱が奪われ、結果的に体温を下げることができます。

 

 

逆に体温が下がらないようにするには脳から熱を体の外に逃がさないようにしなさい。という指令と、熱を作りなさい(室温を上げる)。という指令が出ます

熱を逃がさないようにするにはまず、毛細血管を収縮させ、血液を流さないようにし、一方で体をブルブルと震わせて体は熱を作り出します。

 

 

と体温のことについてこの辺にしておきますね。

ご興味ない方には眠い話ですもんね。

こんな感じで体温は一定に保たれているんだ~ぐらいでいいです ^^

 

 

 

 

 

話を辛い食べ物に戻すと、辛い食べ物にはだいたい唐辛子のカプサイシンが含まれています。

そのカプサイシンは脳に運ばれてアドレナリンを分泌させるために発汗が起きます。

すると、さきほどの説明にもあるように気化熱によって体温を下げることができます。

だから、辛い食べ物を食べるんですね。

 

 

 

 

前置きがだいぶ長くなったのですが、タイトルの『暑い日の辛い食べ物と冷却との意外な関係』。

どんな関係があるかというと、この【気化熱】を冷却にも使うことができるんです。

 

 

 

 

信栄堂でお願いしているアイシングですが、体の中にある余分な熱を外に出すという意味合いでもやっていただいています。

基本的には氷を使ってもらっていますが、この気化熱を使っても余分な熱を体の外に出すことができるんです。

 

 

蒸しタオルです。

 

 

蒸しタオルを当てて、さっと取るとスーっとしますよね。

あれは気化熱で熱が奪われていくのでそう感じるのです。

 

 

冷やす氷がない、寒冷蕁麻疹があるなんて方はこんな方法を使っても冷却(排熱)することができるんですよ。

 

 

 

痛みがある場合はまずは患部の熱を取ることを考えてくださいね。

 

 

 

 

 

信栄堂整骨院 公式ホームページ

http://shin-ei-do.com/

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